自分のステイタス


私はプロフィールにも書いてあるとおり、
アメリカのマサチューセッツ州にある4年制大学を卒業して、
日本に帰ってからも
野村総研や大学院で書類や論文の翻訳をしてきた。


はっきり言って、
自分と同じ大学を卒業した日本人のコ達も
一流企業に勤めるような、
俗に言う「勝ち組」である。


私も大学を卒業して日本の空港に着いたとき、
「勝ち組」気分マンマンだった。
「自分はこれだけのことをしてきた」っていう
達成感があったからだ。


しかし、
そんな私が今、していることは、
音楽の学校に通いながら、カフェでのバイト。
ただの学生、兼、ウエイトレス。


バイトする理由は、
現在通っている学校の学費と生活費を稼ぐため。
アメリカにいるときは
留学生という立場だったので
VISAの関係でバイトができなかった。
だから当時は授業料など全部、
親に払ってもらっていた。
今はもう立派な大人な年齢なので、
自分で払うしかないのだ。


それにしても、カフェで働くのは
「苦」以外の何ものでもない。
ヒマでバカそうなおばさんや下品な三十路女に
お金をポーンと投げ出されたり、
たいしたことなさそうなおじさんに偉そうな口調をされる。
バカにされた気分になることはしょっちゅう。


今日もあまりにもムカつくことを言われて
かなり傷ついた。
自分の実家に電話して泣き崩れたくらい。


毎日毎日、バイトが大嫌いになる。
見下したような態度を取られたとき、
「私はねー、ちゃんと大学を卒業したんだよ!
英語だってできるし、
どんな国のヒトともヘコヘコせず、
対等に話せるんだよ!
てめえらより沢山、
苦労しながら勉強してきたんだよ!」
って叫びたくなる。
だけど、
私は今、
ただの学生、兼、ウエイトレスでしかない。


今のこの段階をどう耐えていくかが、私の課題。
そんなにイヤで仕方ないなら、
どうやって自分を向上させて抜け出すか。


私は2年後、
またボストンに戻って、
音楽院に通うという目標があるのだ。
そのためにはまず、
今は何をしなければならないのか、
もっと考えていかなければならない。。


アメリカのトークショーの司会者、
Ellen Degeneresさんも
以前、こんなことを言っていたらしい。
「ヒトは一度でも、
ウエイターもしくはウエイトレスを経験すべきだ。
様々なヒトが、様々な態度で接してくるから、
その苦労を経験しながら
自分がどんな人間になるべきか、
わかっていくはずだから。」
みたいなことをね^^。


あ〜でも、バイトなんて大嫌いだわ。