少年時代


少年時代 [DVD]

少年時代 [DVD]



この作品を初めて観たのは小学3、4年生の頃だった。
当時も深く感動したが、
今もまた、すごく観たくなってきた。
DVDがいつの間に出ていたんだね。


東京生まれの都会っ子な主人公が
疎開先である富山の田舎の小学校に転入する。
その学校で、級長でガキ大将の武と出会う。


「少年達の社会」って素朴なようでいて
実はモウレツな階級社会なんだよね。


大将である武の言うことは絶対、だったし、
グループ内の「暗黙の了解」みたいなものを破ると
とたんに全員から見捨てられちゃう感じで。
皆、小学生のガキなのに^^、
どうやったらリーダーに気に入られるか、とか
他のメンバーよりも手柄をたてれるか、を
すごく熟知していたような気がする。


そのリーダー的存在の武は、
学校にいるときは主人公の進二に対してそっけないのに、
学校以外で二人でいるときは
本当に心の優しい友達思いな少年。
二人で写真館に行ったり。。
男のコの友情っていいな。。って当時の私も思った^^。


でも、
その絶対的な支配力を持っていた武が
副級長のメガネくん(退院して途中から登場)に
次第にその座を奪われていく。
武の存在が下降気味になると、
周りにいたメンバーもだんだん武を裏切り、
新しいリーダーのメガネくんに従うようになる。


大将である武が
身近だった少年達から集団で殴られるのが
ものすごくかなしかった。
権力闘争の結果、
孤立することになっても静かに凛としていた武は
本当にカッコよかった。


進二はそんなつらい武の姿をみながらも、
自分は東京に帰らなければならなかった。
出発する進二の電車を一生懸命追う武。
本当に感動的だった。
そのシーンで井上陽水の「少年時代」が流れるんだもん。
すごくジーンとします。


。。DVD買おっと^^。